コロナ罹患と後遺症
現在の症状など
先月コロナに感染&発症、自宅療養10日から1週間になります。
コロナそのものの症状はいわゆる軽症でしたが、その後の後遺症がかなりつらく続いています。主な症状としては胸の痛み、異常な疲れやすさ、思考力の低下、頭痛、めまい、手足のしびれた感、冷えなど。地味に困るのが仰向けに寝られないこと。食べられる量もかなり減りました。
今現在は自宅療養するしかなく、というよりも突然来る強い倦怠感や胸の痛みなどがあるため、おいそれと外に出ていけないと思っています。
病院にかかってはいますが「とにかく休むしかない」ということで、投薬として漢方や症状が強いときの頓服を飲んでいます。
発症前から今現在まで
自身の忘備録として、また知ってもらうためにも文章として残していこうかと思い、これまでのことを時系列でまとめていきます。
7月19日以前
職場の利用者の家族に陽性の方がでたため休むなどのことは度々でてきており7波がきているとひしひしと感じていた。そのような連絡があるのは概ね前回利用から2,3日はあいていたケースで濃厚接触者にはならず。職場柄マスクや手洗いなどの対策はとくに気を使って行っていたにしろさまざまな可能性は捨てきれず。対人関係の仕事である以上どうしようもない。
7月19日
今思うと、この日の夕方あたりに喉の違和感があった気がする。
ただこの週はスタッフが家庭の事情で休むことになり忙しかったため声を出しすぎたかなと思う程度だった。
7月20日
朝起きると軽く喉の痛みがあった。とはいえ発熱もなく、たまに見聞きする「クーラーにやられたかな?疲れているし」と仕事に向かう。
前述の通りスタッフがお休みのため常勤現場スタッフが自分しかおらず休むに休めない状態で仕事を続ける。午後になり少しずつ痛みが強くなり、頭痛も強くなる。
ワクチンを受けたあとの頭痛の感じに喉の痛みをプラスした症状。
16時頃熱を測るが発熱はない。ただ、喉の痛みは強くなってきて、コロナ以前はたまにあった「喉が痛くなって熱が出始める風邪」になりかけていることは強く感じた。上司に症状を伝え話し合い、終業後に行ける病院にかかるか検査を受けることになる。
18時に退勤したあとにいける病院を探すが、検査を受けれるような病院はもう受付を終了しており、無料検査場を利用することにする。
職場最寄り駅についた頃に上司から電話があり、経営者からの「熱中症でしょ。2リットルくらい水分とっといてって言っといて。明日病院行ってコロナじゃなかったら午後出勤して」という伝言にブチ切れる。
無料検査は程よく並んでおり15分ほど並んだあと、風邪の症状の有無を尋ねられたが「発熱はなく頭痛や喉の痛みがあります」と伝えると「熱がないなら大丈夫です」ということで受けることに。PCR検査なら翌日の夜に検査結果がでるということで、すぐに結果がでる抗原検査を受ける。
この時点で可能性は半々くらいかなと思っていたが、結果は陰性。
たが、翌日病院で同じタイプの抗原検査を受けたが、明らかに自分が綿棒をしっかり入れることができていなかったと気がついた。自分で検査を行う際はこういうことが起こると思ったし、同じようなことはかなり多いのではないかと思う。
職場に陰性であることを連絡し、とりあえず明日の午前中に病院へ行くことを伝える。
夕食はパスタでまだ飲み込むのにも苦労はなく、食べたあとくらいに尋常ではない寒気を感じ始める。
寒気というか寒い。突然真冬になった。
熱を測ると38.1度。
0時頃に39度を超え始める。
とにかくポカリを飲みながら寝る。何度か起き、着替えながら。
7月21日
8時 体温39.1度
市に問い合わせて発熱外来をやっている病院をリストアップしてもらう。電話して問い合わせるが近くの発熱外来は受け入れ枠がない状態。範囲を広げて探し、9時半頃2駅離れた病院が受け入れてくれるということでタクシーで向かう。
病院の前で1時間ほど待ち、別にプレハブで作られた診察室へ。
躊躇なく綿棒を突っ込まれ、手際よく処理されたものを、目の前に差し出される。
「はい、陽性ですね。会社にだしたりするかもしれないから写真撮っといてね」
そのあと、医師から何度も何度も繰り返して言ってきたであろう療養についての諸注意事項を聞き、また30分ほど病院の外で待ち、門前薬局で解熱剤や吸入薬などをもらう。
そのなかでも、「喉が痛くて食べられないとき用」として渡された合計7錠の薬のセットがとてもよく効いて、夕方ころにはひどい痛みはなくなっていた。
あれがなければしばらく食べることに困っていたと思う。
職場に陽性であることを連絡。10日の療養を伝える。
昼頃帰宅し、ウイダー的なゼリーを食べ、薬を飲んでひたすら寝る。
市に連絡をする。支援物資をお願いするが、二人暮らしの場合は濃厚接触者が「気をつけて」買い物にいけるという。こんな状況になってきたら仕方ないかな。
このあたりからあまり記憶がない。
7月22日
熱が37度後半までさがる。
喉が痛く、咳が出る。胸が痛い。息が苦しいとにかく苦しい。
仰向けに寝ていらない。うつ伏せか横向き。
市に連絡してパルスオキシメータを届けてもらえるようにお願いする。
食べるものはゼリーかうどん。お腹はすくような感じはするが量が食べられない。
7月23日
熱は37度前半。
症状はマシにはなってきた気がするが、苦しいのはかわらない。ずっと寝てもいられないし、起きてもしんどいのでクッションを抱いて座ったり、どうにか楽な体制を取れないか模索。
午後にパルスオキシメータが届いて早速計測。
94前後でブレが出るが、95以下のときは市に連絡となっていたので電話。
夜に医師が往診してくれることになる。
22時頃、往診サービスを通して医師が到着。
医師の持つパルスオキシメータでは97
市から届いていたものをみて「その支給されてるやつ低めに出るんですよね」と。
薬のことや過ごし方について丁寧に説明して頂き、いま持ってる薬で十分対応できるという話で、とにかく休んでくださいと。
翌日、往診サービスから明細がきたが、保険を通しても2万円を超える額になっていた。あくまで市からの派遣ということで自己負担はなかったことに安心。
7月24日
喉の痛みはもうあまりないが、苦しく胸が痛い。
体はつらいが、ずっと寝てもいられず。
リコリコや惑星のさみだれなどのアニメを見たり、読みかけだった五等分の花嫁を最後まで読んでいた。
話すこともしんどかったのでこの日まであまり会話らしい会話ができずにいた。
7月25日
同居のパートナーも発熱し37度中盤で喉の痛みと咳がでるようになる。
病院を探すが9時過ぎの段階で電話がつながらず。自分のいった病院は2時間待ちで受け入れはあるという話になったが、タクシー&外で待たなければいけないし付添もできないので、近くの病院に的を絞り次の日朝イチで電話することにする。
時間だけはあるのでStrayを買ってプレイしはじめる。
熱はもうあまりないのだけど息が苦しく、少し立っているだけで息は上がりシャワーを浴びるだけで酸欠を感じ手足はしびれる。
サチュレーションは96-97 少し低いが問題はないとされる程度
ほんとこれが謎で仕方なかった。
7月26日
朝9時に近くの発熱外来に電話が繋がりパートナーが受診。陽性。
支援物資の申請をする。送れるのは一人分で2,3日で届くとのこと。
苦しい。
7月27日から30日
ゼリーやうどんで食べつなぎながら、突然カレーが食べたくなってUberで注文することもあった。
体重が2kg減っていた。
ここに書いた症状がずっとつづいいてどうにもならず。
ただ、ずっと部屋の中だから散歩に出たい欲が高まり、早朝にマンションから500mほど歩いいて、ヘロヘロになって帰ってくる。
7月31日
10日の自宅療養が終わる。
ここまで毎日保健所から電話で確認されることがなくなることに安堵する。電話があるのはわかるがいつかかってくるかわからないのは気持ちがすり減っていたので、それだけでもかなり大きい。確認は必要なんだけどもね…
ジャンクなものが食べなくなって、なか卯の食べラー唐揚げ丼を買う。
少し歩いて本屋に行く。少し歩けるかなと手応えを感じるが、やはり強い疲労感がでてしまう。
8月1日
月曜だけど公休日。
喫茶店にいきたくなり、午後に本を鞄に入れ2時間ほど過ごす。行き帰りは休み休み。
帰ってか36.9程度の微熱にならない微熱。
ただ、この日までも36度後半の微熱にならない微熱は時折でていた。
仕事復帰できるのか不安なまま寝る。
8月2日
職場に向かうが、ついた時点で異常な疲れ。
上司(8月から異動になった先。7月までとは別)に「10日も休んで社内に迷惑をかけたことをそれぞれの事業所に電話して謝罪して」など言われるが、そんなことより今から仕事ができそうもない。
このままではどうにもならないと思い、経営者に電話しそのまま病院にいくことに。
検査を受けた病院へ行き受付で話をすると、一応コロナ関係ということで隔離診察室での扱いということになり、外で2時間ほど待つ。
プレハブの診察室で流れ作業のように医師から検査を受けそうになるが、ここで検査を受けたこと10日の療養が終わったことを説明をして回避。医師も看護師も完全に目の前に来る人を処置していくで精一杯の様子。
現在の症状を説明をすると
・後遺症のことも含め、いまのウイルスでどんな予後になるか正確にはわからないこと
・まだ療養を終えて2日だとその症状がでていてもおかしくはないこと
・できることはひたすら休んで体力をつけること
・よく水分を摂って寝ること
・間違っても外に出て体力を取り戻そうとしないよう。熱中症予防としても。
・まずは日常生活のなかで徐々に取り戻してほしい
という旨を話され、漢方を中心に処方された。
職場にはしばらく休むことになる連絡をして、帰って様子をみることに。
また家にいなきゃいけないのかと暗澹たる気持ちになる。
いわゆるブレインフォグの状態で好きな読書もそんなにできず、後遺症の症状としてもある気持ちの落ち込みがしばしば強くなってきていた。
8月3日
長時間自宅にいて、そんなに頭を使わなくてもできそうなことを考えた結果、牛すじを煮込もうと考える。
たまにかき混ぜて鍋を確かめる度に倒れ込むくらいに疲労感がひどく、自分の体になにが起こってるのか全くわからない。
煮込んだあと、頭痛とめまいでしばらく倒れ込んでいた。
頭痛は薬でマシになっていたが、めまいは日が変わる前まで続いてとてもつらかった。
8月4日
朝起きて「ああ今日も調子がよくないぞ」と感じる。
午前中に少し歩いて近くの八百屋に玉ねぎを買いにいく。
16時頃まで伏せったあと、玉ねぎを炒めてるなどカレーを作り始める。
17時半頃完成し、頭痛のためしばらく休み。
8月5日
熱はないが風邪を引いたときのようなふわふわした感じのある倦怠感が一日続いていた。動くと激しく疲れるためどこかにいってなにかをしようとは思えず。
書類の郵送のため郵便局まで行って、一日を終えた感。
息苦しさ、胸の痛み、倦怠感、手足の冷え(しびれに近い)は継続。
シャワーだけでもとても疲れて、手足がピリピリする。
8月6日から7日
寝てるか飼っている亀の世話をしているか。
スマホではバイクに関する記事をみまくり土曜午後はYou Tubeで鈴鹿8耐をみていた。
近くの蕎麦屋に食べに行くことはできた。
夕食を買いにコンビニまで歩くけれど、息苦しく胸の痛みがでてきて一緒に行ったパートナーの歩く速度についていけず。もともとお互いに早足なのもあるけれど。
8月8日
いまのうちに文章にまとめておこうと思いたち、10時頃に書き始める。
現在15時。
息苦しく、ぼんやり。
バイクに乗りたい。旅に出たい。
大きく動いていないので強い疲れはまだ感じていないが、胸がつねに苦しく、倦怠感は当たり前のようにまとわりついてきている。
今後のこと
現状不安でしかないのです。抑うつも症状としてでてますし。正直全くどうなるのかわからないというのが正直なところです。
(多分)傷病手当金はでると思うので、今月いっぱいはとにかく休むことにします。
エビデンスのある有効な治療法がない状態では、多くのケースが1年ほどでよくなっているという情報を信じて回復を待つという手段を取るしかないのでしょう。
もちろん、情報はある程度みていますが安易に飛び込むものでもないかと。
来週には薬がなくなるので病院に行く予定をしています。近くで後遺症について診てもらえるところがあればいいのですが。市は後遺症についての相談を受け付けているようですが、1ヶ月経ってから症状が続いていればということなので、とにかくこの期間はこうして無理をせずに過ごすしかないのでしょうね。
支えてくれているパートナーを始め、周囲の方々には感謝と申し訳無さでいっぱいです。
仕事内容もちょっと考えるところがあったので、これを機に真剣に考えていこうかと思っています。
自分も含めコロナに罹患した何%の人が全く同じではないですが似たような後遺症で苦しんでいて、少しでも楽に理解ある人達の中で過ごしていけるように願います。